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大学入学共通テストの試験出題範囲は縮小について【新型コロナウイルス】

大学共通テストや各大学個別入試の現代文の出題範囲は縮小されるのか

【更新情報】

大学入学共通テストの要綱等が公式に発表されました。出題範囲の縮小はありませんでした。詳細は以下の記事をご参照ください。

【受験生向け】令和3年度大学入学共通テスト完全解説【出願概要・時間割・出題方針】

 

大学の個別試験における変更点などは以下の記事をご覧ください。

大学入試二次試験(個別試験)実施内容:新型コロナウイルスの影響まとめ、出題範囲縮小、追加日程、オンライン化など

文部科学省が大学入学共通テストの日程や出題範囲縮小について協議を開始

大学入学共通テストは2021年1月16日~17日に予定されていますが、新型コロナウイルスの影響により休校や分散登校など通常の授業に戻れていない状況や、今後第2波・第3波がくる可能性もあることから、その日程や出題範囲について注目が集まっています。

 

文部科学省は11日から全国の高校・大学などと協議を始めました。

 

事前に全国高等学校長協会に加盟する5276校にアンケートを送付、4190校から回答があり、およそ7割が予定通りのスケジュールでの実施を望んでいる結果だったようです。

 

一方、東京都の教育委員会は都立高校の出題範囲を一部削減する決定を行いました。

 

なかなか通常授業に戻れない状況が続く中、大学入試においても出題範囲の縮小がみられる可能性がありますが、当ブログで扱っている現代文に影響はあるのでしょうか。

 

大学共通テストや各大学個別入試の現代文の出題範囲は縮小されるのか

まず都立高校入試において国語で削減されたのは中学3年生で習う漢字です。

 

本の学校教育では中学3年までに常用漢字2136字をほぼ習うことになっています。

 

ほぼというのは音訓で一部習わないものがあるため、この取りこぼし部分を高校生で習います。

 

小学校から中学校にかけてはどの漢字をどの学年で習うか学年別に割り当てられているのに対し、高校では学年ごとの割り当ては存在せず、「高校3年生で習う漢字」といった区分の仕方ができません。

 

このため、使っている教科書によりそれぞれの漢字を習う時期がバラバラになるので、都立高校入試のように最終学年の学習の遅れを考慮し一部の漢字を除外するといった対応は困難です。

 

また、文章読解の方法に学年ごとの割り当てのようなものも存在しません。

 

入試問題に出題される文章はもともと一般向けに書かれた文章を入試問題の出題者が借りてきて問題を作るので、特定の要素を削除するということはあり得ません。

 

そのため、大学共通テストやその他の大学個別入試において現代文の出題範囲には変更は無いと想定されます。

 

文科省での議論が進み、新しいことがわかったらその際にもう一度ブログを更新したいと思います。

 

大学共通テストとは

大学共通テストとは、毎年およそ50万人が受験してきたマーク式の大学入試センター試験に代わる新しい試験として2021年1月に導入されるもの。暗記力ベースになってしまいがちな学習から脱却し思考力・判断力・表現力を図るために数学と国語で記述問題を導入。さらに実践的な英語力を向上させるために民間英語試験での評価も導入するとされた。しかし様々な批判に文部科学大臣自身の失言も加わり、国数の記述問題と英語の民間試験はいずれも見送りとなった。