大学受験で必要な出費は結構あるので知っておきましょう
大学受験は実は結構お金がかかります。
保護者の方々が払ってくれると思いますので、あまり受験生のみなさん自身はあまり意識することがないかもしれません。
2021年4月28日にはちょうど学生グループが3万人の署名を集め記者会見を開催、入学しない大学の入学費免除について要望したところです。
皆さんの受験を応援するためにどんな部分にお金がかかるのか少しだけ知っておきましょう。
受験に関係する費用一覧
受験にはその準備段階・入試・入学手続きでそれぞれお金がかかります。
塾や予備校代
受験対策をするために塾や予備校に通えばもちろん講座代金がかかります。
月謝制であれば月額10,000円〜、夏期講習や冬季講習など講座制であれば5コマで15,000円〜あたりの金額となります(※もちろん通っている地域や塾によります)。
模擬試験(模試)代
高3の夏休み以降は模試を受ける機会がとても多くなります。
学校でも塾でも受けるので、毎週模試を受けている、という月もあります。
模試は1回5,000円〜あたりの金額となります。
受験料と交通・宿泊費
受験は滑り止めも含めてたくさん出願したいところですが、実は結構お金がかかります。
大学入学共通テストは18,000円(3教科以上)、国公立は17,000円〜、私立大学になると35,000円ほどかかります。
また前泊や後泊が必要な大学を受験する場合、宿泊費や新幹線代・飛行機代がかかります。
例えば地方の受験生で都内の大学への進学を希望する場合、2週間〜1ヶ月東京に泊まって受験することもあります。
その場合は相応の宿泊費が必要になってきます。
入学金と授業料(前払い)
受験の合格通知を受け取った後に気付くことが多いのがこちら。
入学資格を確保するためには、期日までに入学金や初年度の一部授業料を支払わないといけない仕組みになっています。
先日学生グループが改善を訴えたのがこちらについてです。
本命の受験校の合格発表日よりも先に合格した大学の入学金等の支払い期日が先だったら、入学するかわからないけれど、お金を振り込まないといけません。
この金額が1校あたり20万円〜30万円かかってきます。
受験にかかるお金を節約したい場合にできること
費用第一で決めるということではありませんが、少しでも受験にかかる費用を抑えたいという場合、ポイントとして次の点を考えてみましょう。
大学で勉強したいことや将来のことを考えて受験校を絞り込む
自分がどんな大学生活を送りたいのかがはっきりしないと、あれもこれもと受験校が多くなりがちです。
逆にやりたいことが明確であれば、目的に合致した受験校や学部に的を絞って出願することができます。
受験スケジュールをうまく組み立てる
私立であれば同じ学部・学科であっても複数の試験日程を用意している場合があります。
その他の併願校、そして入学金などの支払い期日を含めて考え、できるだけ受験地までの往復が少なかったり、宿泊が少なくて良いスケジュールを組みましょう。
何より頑張って勉強して周囲の応援に応えよう
今回はお金の話をしましたが、一番のお返しは頑張って勉強することです。
結果がどうであれ、頑張った事実は周りの人に伝わりますし、応援してよかったなと思ってもらえます。
頑張ったことは自分の自信にもなります。
一人では乗り越えられないのが大学受験です。
さまざまな形で応援してくれる人がいることを意識しながら頑張ってみてください。