新型コロナウイルスによる影響で都立高校入試の出題範囲から一部除外
東京都教育委員会は11日、新型コロナウイルスの影響により登校状況や学習状況に差が出ているとして、今年度の入学試験から除外する学習範囲を発表しました。
そのうち国語は中学3年の教科書で習う漢字が除外されています。
教科書により若干の差がありますが、全体で常用漢字が2,136字あり、小学校では1,006字を習い、中学校では1,130字を学習します。
このうち中学3年では333字を習います。
公立高校入試の漢字はあくまで教科書ベースの学習が原則です。
そのため漢字対策としては中学1年と2年の教科書漢字をしっかり覚えましょう。
ただし、評論文や小説文に出題される文章にはそれ以外の漢字が入ってくる可能性があります。
現代文(論説文/評論文/説明文/小説文)の対策に違いは出るのか
教育委員会から除外の通知が出ている以上、仮に中学3年の教科書で習う漢字が文章中に使われている場合、読み仮名や注釈が付く可能性が高いと思いますが、最初から知っていれば苦労することはありません。
また常用漢字を覚えることは将来にわたって役に立つことです。
”受験の漢字対策”はしなくてよいかもしれませんが、中学3年の教科書漢字もしっかり勉強しましょうね。
現代文の読解問題自体は漢字の出題範囲によって影響が出るものではありません。
読解力を高めるという勉強方法を引き続き行ってください。